指値注文とは、ある資産(通貨)を指定した価格でロングまたはショートする方法です。
例えば、現在のBTC市場価格が8,600ドルの時にあなたが8,500ドルでロング(買い)を行うと指値注文を行ったとします。市場価格が指定した8,500ドルにまで下がらない限り、あなたの注文は執行されません。市場価格が8,500ドルになった時点で、あなたのロング注文は8,500ドルで執行されます。
反対に、現在のBTC市場価格が8,600ドルの時にあなたが8,700ドルでショート(売り)を行うと指値注文を行ったとします。市場価格が8,700ドルになった時点で、あなたのショート注文は8,700ドルで執行されます。
以下は、指値注文を発注する場合の注意事項です。
- ロング(買い)の指値注文は買値(Ask price)が基準となります。買値が指値で指定した水準になった時にはじめて、ロングの指値注文が執行されます。
- ショート(売り)の指値注文は売値(Bid price)が基準となります。売値が指値で指定した水準になった時にはじめて、ショートの指値注文が執行されます。
- 買値(Ask price)と売値(Bid price)は、決して同一価格にはなりません。これは、売り手と買い手がそれぞれ取引したいと思う価格が同一にはならないためです。
- 指値注文はKラインではなく、買値(Ask price)と売値(Bid price)に基づいて執行されます。
ロングの指値注文(例):
トレーダーは、BTC価格が一時的に下降した後に上昇すると予想し、ロング(買い)を行いたいとします。彼は、BTC 8,220.50ドルの指値で、100ドルのマージンに10倍のレバレッジをかけてロングの注文(2)を行います。この指値注文が出された時点での、Kラインが表示するBTC価格(1)は8,325.47ドルでした。買値(Ask price)(3)が8,220.50ドルになった時点で、この指値注文は執行されます。
備考:ロングの指値注文の場合は、売値(Bid price)が8,220.50ドルになっても執行されません。あくまで、買値(Ask price)が8,220.50ドルになった場合にのみ執行されます。
ショートの指値注文(例):
別のトレーダーが、BTC価格が現在の市場価格の8,325ドル から8,100ドルにまで下降すると予想するとします。彼は、BTC 8,240.90ドルの指値で、100ドルのマージンに10倍のレバレッジをかけてショートの注文(2)を行います。この指値注文が出された時点での、Kラインが表示するBTC価格(1)は8,325.21ドルでした。買値(Bid price)(3)が8,240.90ドルになった時点で、この指値注文は執行されます。
備考:ショートの指値注文の場合は、買値(Ask price)が8,240.90ドルになっても執行されません。あくまで、売値(Bid price)が8,240.90ドルになった場合にのみ執行されます。
指値注文は、仮想通貨の価格がどう変動するかというあなたの分析に基づいて、事前に発注できる便利な機能です。トレーダーの取引を自動化することで、よりトレード管理がしやすくなります。
SnapExでは、いつ指値注文が執行されますか?
SnapExが表示するKラインは、4つの主要な仮想通貨取引所での取引価格を元に算出した加重平均値を採用しています。これにより、より公正で精度の高い市場価格を提示することが可能になります。
Kライン価格は公正で透明性の高い指標ですが、これは指値注文が執行される価格の表示ではありません。一般的な取引所の仕組みと同様、指値注文はあくまで買値(Ask price)または売値(Bid price)が指値(それぞれ、ロングとショートの注文の場合)と一致した場合にのみ執行されます。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。